ネオセルフ抗体をもつ不育症女性は、低用量アスピリンやヘパリン療法により生産率(生児獲得率)が上がることが報告されました

手稲渓仁会病院不育症センターの山田秀人センター長(大阪大学招聘教授)、神戸大学産科婦人科学分野の谷村憲司特命教授、大阪大学微生物病研究所の荒瀬尚教授らの研究グループによるネオセルフ抗体陽性の不育症女性に対する治療の研究が、2024年9月26日の『Frontiers in Immunology』に発表されました。
本研究により、ネオセルフ抗体陽性の不育症女性に対して、低用量アスピリンやヘパリンを用いた抗凝固療法で生児獲得率が上昇するだけではなく、妊娠高血圧症候群などの発症率が低下することが、世界で初めて明らかにされました。これまで原因が不明であったために治療法がなかった不育症患者に希望をもたらすと考えられます。

詳しくは手稲渓仁会病院不育症センターと神戸大学のリリースをご参照ください。
https://www.keijinkai.com/teine/fc/#news-area
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/20240926-65980/